
【タイ留学 -授業に関して感じたこと編】
大学の授業に関することで感じた点をいくつかご紹介したいと思います。
1点目に挙げたいのはずばりこの言葉、「フレキシブル」です。「ゆるさ」といった方が適切かもしれませんが…。基本的に授業は1コマ3時間なのですが、授業が実際行われるのが時間割に表示されている時間通りでないことはよくあることです。朝の授業は8:30~の表示になっていたとしても実際9:00~始めましょうなどと先生がずらしてくれる場合があったり、その日の内容の説明が早く終わったら授業の終わりの時刻が早まったりします。
さらに「フレキシブル」について挙げるとすれば、オンラインとオンサイトのハイブリッド型が多かったり、普段対面の授業が気候などの都合ですぐにオンラインになったりする点です。zoomをつなげてスクリーンに映しながら先生が教室で講義を行うというハイブリッド型授業、日本でも導入している大学があると思いますが、私は日本にいるときほとんど受ける機会がありませんでした。ハイブリッド型の良い点は、その日の都合に合わせて大学に来るか家で受けるか気軽に選択できる点だと思います。雨の日には大学に行くのが大変という理由でオンラインを選択する人が多かったりします。雨だと、先生も家から移動するのが大変なので普段対面の授業がすぐにオンラインになるというのもよくあることです。この点は、洪水になりやすいバンコクならではだなと感じます。私は他の人とのコミュニケーションを大切にしたいという気持ちがあるので、すぐにオンラインになるのが自分にとっていいかといわれるとそうとも言えない部分があるのですが、このようなフレキシブルさは多くの学生にとってありがたいことなのかなと思います。
授業に関する情報共有について、タイに来てから「そうなんだ知らなかった!」ということがあったのでこれについても書きたいです。というのは、各授業で先生も含めたLINEグループがあって、そこで授業スライドが送られてきたり、休講や授業の時間変更、試験の日程などの連絡が来たりするということです。日本にいるときは先生とのやり取りがLINEではなく、メールだったり大学全体で使っている情報共有ツールを通してだったので、LINEグループで先生が連絡し学生がスタンプを用いて反応するというやり取りが、なんだか新鮮だなと感じた点です。 ちなみに、先生との距離は日本に比べると近いのかなという印象です。授業についていえば、日本では大教室で授業中に先生とのやりとりをするのは難しい部分があると思いますが、先生が聞いたことに反応よく答えていて双方的だなと感じました。もちろん授業にもよるしクラスの雰囲気にもよるとは思いますが。
以上のように、自分にとって日本の大学にいたときに当たり前だと思っていたことがタイに来ると違うぞという点を発見できました。次回は、タイ人との友人関係のことについて書いてみたいと思います。
Credit: Photo from https://photos.swu.ac.th/albums/20/%E0%B8%A1%E0%B8%A8%E0%B8%A7%20%E0%B8%9B%E0%B8%A3%E0%B8%B0%E0%B8%AA%E0%B8%B2%E0%B8%99%E0%B8%A1%E0%B8%B4%E0%B8%95%E0%B8%A3
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